THE・いなだいブログ 

日々考えたことをシンプルに記録していきます。

ランニングの効用・効果

 今日はランニング(またはジョギング)の効用・効果について書いてみたいと思います。

 

 子供が産まれ、タバコをやめたのと同時に体重が増加しました。喫煙欲求を抑えるためと、体重減少を兼ねて、ランニングを開始。Nike  Run Clubのアプリを使いログをつけることで、思いの外継続できています。記録を続けてからかれこれ10年以上になりますが、総ランニング距離は7,000kmを超えました。
 今は在宅勤務が増え、通勤の移動も無くなったことから、意識しないと運動ができないため、朝時間を見つけてはランニングをしています。距離的には、10kmが標準で、その日のコンディション、時間的余裕に合わせて伸ばしたり、縮めたりしています。

 僕が考えるランニングの効用は以下大きく2つだと思っています。

  1. 健康の維持
  2. 思考と感覚のバランス維持

 健康維持の観点については、疑いの余地はあまり無いのではないでしょうか。適度な運動をすることで、脂肪減少、筋肉増強、新陳代謝促進、食欲増進とメリットを挙げるとキリがないくらいです。※ただし、やりすぎは厳禁。関節・筋肉を痛めます。。
 現代人は椅子に座っている時間が非常に長いと言われていますし、テレワークが普及した今では、何もしないと、1日に歩いた距離が数百歩のような状況もザラだと思います。ランニングをするだけであれば、海辺や公園、街中を無料で走れますので、高額な会員費用を払ってスポーツジムに通う必要もありません。

 2つ目の「思考と感覚のバランス」は少々説明が必要かと思うので、改めて整理したいと思います。体力を使うことをメインとした仕事は除きますが、会社員であれば、頭と指先と、口先を使うことがメインではないでしょうか。また、次から次へと来る解決しなくてはいけない問題、片付けなくてはいけないタスク、新しい企画の構想、計画立案、提案準備等の対応で常に思考作業を実施していると思います。思考作業に没頭していると、常に先のことばかりを考えるようになるので、「今」が疎かになり、不安、猜疑心、恐れ等が心に生まれてきます。ここではないどこかに行っている意識を取り戻すためには、感覚を意識することが非常に重要です。
 よく、緊張した際は、「人という字を3回掌に書いて飲み込む」とか、「大きく深呼吸する」とか言いますよね。あれも思考に偏った意識を、体の感覚に戻す儀式の一つなのだと思います。
 ランニングをしていると、自分の呼吸を常に聞くことになりますし、足の裏がリズムよく地面を踏む感覚も得られ、自ずと思考から感覚へ意識が移っていきます。その結果、悩みや不安で占められていた脳の中で一時的に余裕、スペースがが生まれ、客観的、多面的に事象を見る余地が生まれ、頭がリフレッシュした感覚を得ることができます。禅の分野でもよく言われていることですね。思考そのものは、禅では「妄想」と呼ぶようです。実態のある感覚に意識を向けると、実態のない妄想が霧散するというのは理解できると思います。
 実際、僕もランニングをしている際に、新しいアイデアが浮かんだり、思い悩んでいた問題に解決方法が浮かんだりと、頭の中をリフレッシュした結果の効果を実感しています。

 情報多寡で正解がない社会を生きている僕らにとって、ランニングは最も簡単なリフレッシュアクティビティだと自信を持って言えます。まずは家の近くの公園を5分でもよいので、朝日を浴びながら体を動かす気持ち良さを味わってみては如何でしょうか。