THE・いなだいブログ 

日々考えたことをシンプルに記録していきます。

「今、ここ」に意識を集中する練習

「今、ここ」に意識を集中する練習 

心を強く、やわらかくする「マインドフルネス」入門

① なぜ興味を惹かれたか

 元々、禅に興味があり、関連する本を読んでいた際に、Amazonのレコメンドで出て来たのがきっかけだったと思います。

 なぜ禅に興味があった(今も興味はありますが)のかというと、仕事の行き詰まりとプレッシャー、子育て等で毎日が目まぐるしく、「何かを変えないといけない!」と強く思うようになり、すがるような気持ちでネットを調べていたところ、座禅が良いと。そして、悩みのたねは未来への不安か、過去の後悔しかないので、座禅をする事で現在に焦点が当たり心が軽くなると。欧米でも座禅は「Zen」として知られており、マインドフルネスという言葉で広く親しまれているという事で、「宗教とは違うんだな。試してみよう」という気持ちから入りました。

 その後、座禅は時間的に難しくなって来て、一日ひとつ意識するだけで、マインドフルネスに慣れるという言葉に引かれて、本書を手に取りました。

 

② 概要

そもそもマインドフルネスとは何か?を、以下のように定義されています。

マインドフルネスとは自分の体や頭や心のなか、さらに身の周りに起きていることに意識を完全に向けること。批判や判断の加わらない「気づき」

なぜ、マインドフルネスになるということが大事かと言うと、現代の人々は情報過多、非常に多忙な状態でマルチにタスクを処理しながら過ごしているため、大半の時間を意識がどこか遠くに行ってしまっている状態になっており、自分自身の存在に気付かないまま、人生を過ごしている。よって、「今、ここ」に目を向ける、意識を向けることによって、全てをありのままに受け入れられ、人生の不満、心配、不安、公開が消えて、些細な事で喜びを感じられるようになるから、と説明されています。

 

③ 要点

  • マインドフルネスを練習する事で、心は強くなり、「不安」や「恐れ」を消すことができるようになる
  • なぜなら「不安」や「恐れ」は過去と未来にしかないから
  • さらに「今この時」に心を開く事で、不快な経験に対しても「動じない心」を育んでくれる
  • マインドフルネスは何かを考える事ではなく、気づく事。
  • 本書記載の53の具体的方法を実践し、マインドフルネスを体感する (例:利き手でない方の手を使って、どう言う気づきがあるか、教訓があるか)

④ 読後感想(総評)

 毎朝、53のパートを一つずつ読んで、その日、一日意識するという方式を実践しました。
一つ一つのパートはとても短かい構成でできていて、2〜3分もあれば読めてしまいます。通勤の時間や、ふとした休憩時間に実践すると、普段意識していないことがあまりにも多いことに驚き、またどれだけ意識が「ここ」にないのかに気付かされます。
 僕が気に入ったのは“一日の終わりを「感謝」で締めくくる“と、“「身の回りの音」に耳を澄ます“、あとは“「足元の地球」を意識する“の練習です。

 

 

禁酒日記(20日目)

禁酒をしてから20日経過しました。

 無事に3連休を超えて20日間。区切りとしてはもうすぐで3週間になります。
今の率直な感想としては、思ったよりも難しくは無かったと思います。
 日々体調が良いこと、体型が日々絞られて気分が良いこと、小銭が溜まっていること等々、メリットに目を向けることで、酔いたいという衝動・欲望はほぼ霧散します。
 今まで仕事のプレッシャーから逃れる薬理としての効能と、仕事ばかりで楽しみがなかった一日の終わりのご褒美という位置づけで、晩酌をしていましたが、両方ともにアルコールなしでも十分得られる事がわかったというのがこの20日間です。

 

  • アルコールの薬理としての効能:嫌なこと、課題、プレッシャーは、アルコールの薬理
    効能として一時的に逃れられる。ただ、悩まさせれている原因自体は取り除かれる訳ではないので、先延ばしにしかならない。更に飲み過ぎた翌日は体調不良で課題に取り組む気力も削がれ、課題解決が進まず、悪循環となる。それよりは朝から体調万全で課題に取り組んだほうが、悩ませている課題を一つでも取り除くことが可能
  • 一日のご褒美:ほろ酔い気分は気持ちが良いものだが、それは一瞬のことで、すぐに効能が失われるため、脳がもっとアルコールを欲する。だんだんと効果が薄くなり、惰性で飲むことになり、後半は大して美味しいと思っていない。そもそも渇きを潤すのであれば、水でも炭酸水でも十分代用が可能だし、素面でいると酔うこと自体が「それほど気持ちの良いことか?」「意識がしっかりして本を読んだり、調べ物したりする方が気分が良いのでは?」と疑問を感じるようになり、飲酒行為そのもが楽しみではなくなった。

 毎日、爽快な気分で目覚めることは本当に良いものです。お酒を飲んでいる人であれば皆経験があると思いますが、二日酔いの朝は最悪の気分だし、適度に飲んだだけでもダルさが抜けない朝というのは少なからずあると思います。

 飲まないで寝るだけで、体調・体力は回復します。それだけでも一日を気力もって過ごせるようになります。禁酒おすすめです。

 

「あえてお酒を飲まない」というSober Curious の選択肢(飲酒習慣をやめる)

飲酒習慣を変えるということ

「あえてお酒を飲まない」というSober Curious の選択肢

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 一時、米国に一定期間住んでいたことがあります。最初に住んだのは10年以上前です。
その際感じたのは、喫煙が社会から忌避されている習慣になっているという事実。社会的なステータスを得ている人は、喫煙なんて前近代的なことはしないぞ、という雰囲気がありました(僕は喫煙してました)。喫煙所なんて場所はないし、当然飲食ができる場所での喫煙なんてもってのほか。翻って日本ではまだテレビドラマでも有名人が喫煙をして、飲食店では喫煙は当たり前。まだまだクールなイメージでした。※繰り返しますが、僕も吸っていました。

 それが徐々に喫煙スペースがなくなり、飲食店でも吸えない雰囲氣が出て来て、社会的に喫煙という行為が見直されるようになりました。※今、路上喫煙、歩きタバコしているひとに滅多に出会わないですよね。価格もものすごく上がっていると思います。
 その時の価値観というか、喫煙に縛られない自由な生活をという思いから、禁煙に成功し、かれこれ10年強になります。

 

 今、欧米で飲酒習慣が見直されているのであれば、同様に、この考え方も日本に浸透する時間も間もないのかもしれません。ただ、日本は同調圧力が比較的欧米と比べると強いですよね。。すぐにとは難しいかもしれませんが、このリモートワーク、宴会自粛のタイミングは良いきっかけになると思います。

 「愚者は自らの経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

 吸いたい人は吸う、飲みたい人は飲む。ただし、吸わない人、飲まない人の意見も尊重して、皆が住み良い社会になればと思います。多様性を尊重する。そんなところから一人一人の幸福度が上がっていくのではないでしょうか。

 

飲酒が及ぼす影響(肥満)

 加齢による下腹部の出っ張り、体型の崩れ、体重増加を気にしている人で、毎日習慣的に飲酒をする人であれば、断酒・禁酒を一定期間続けるとほぼ痩せると思います。

 僕自身が上記のような状態で、正に現在進行形で体重が落ちてきいます。
今まで散々ランニングやら筋トレやら、糖質カットやら試してきて中々減らなかった体重が、なぜ減ってきたのかを今日は自分なりに分析したいと思います。

 

  1. 満腹感をきちんと認識できるようになったから
    飲酒時、脳が酔っているのと同時に、胃腸も酔って感覚が鈍くなっているので、単純に胃袋が「これで食べ物はじゅうぶん」と判断ができなくなり、必要以上にものを食べてしまうからだと思われます。典型的なのは締めのラーメンですね。昔はストレスもあって、深夜にも関わらず、ラーメンに餃子をつけて、さらにビールを追加、翌日起きた際には胃もたれとダルさで、深く後悔という行為をよく繰り返していました。流石にこの歳でどか食いはしないですが、宴会の後、たまに「ご褒美」として、好きなラーメンを食べていました。宴会であれば、それなりに食事は出ており、普通に食べているので、帰りのラーメンは明らかに過食ですよね。素面であれば、夕飯食べた後に、寝る前にラーメン食べたいとは全く思いません。夕食はダラダラと食べることがなくなり、食事後はコーヒーでリラックスしています。酒をやめる前は、ゆっくり飲みながらの食事がリラックスタイムと思っていましたが、食事は早々に終えて、片付けしてコーヒーでも飲みながら好きなことをやる方がリラックスできます。

  2. 味付けが濃いもの、刺激物、脂っこいものを避けるようになったから
    味覚が敏感になるのか、内臓に無理を強いていたアルコールの分解作業がなくなって、自分自身に優しくなったからなのか、食事の嗜好が変わってきました。変に辛いものや脂っこいものを食べたいと思わなくなり、何なら昼食は卵がけご飯と、味噌汁でもいいかな、位に思えるようになりました。食べると言う行為が、質的に変わってきたと思います。そう言えば、焼肉も食べたいと思わなくなったジャンルの一つだと思います。ビールに密接に結びついているんでしょうね。

  3. 代謝が良くなったから
    これはあくまで臆測です。飲まなくなったことで、内蔵、特に消化器官への負担が減少して、きちんと身体が毒素や不要物を体外に放出してくれるようになったからかな、と思います(具体的な描写は避けますが、事実、便も変わりました。)。

 僕のように、体重増加や下腹部のたるみが気になって来たけど、歳のせいかなと諦めていた人は一度ぜひ、飲酒から離れて見ることをお勧めします。

 

禁酒日記(2週間達成)

 禁酒2週間達成しました。
振り返ってみればあっという間。実際にはそれほど苦にはならなかったのが率直な感想です。

 主な成功要因として、3つほど挙げてみたいと思います。

 

  1. テレワーク中心の生活のため宴会がなかったこと
  2. ブログや禁酒アプリで毎日記録をつけたこと
  3. Twitterで同じような方々の禁酒生活を除くことで、勇気づけられたこと

 上記が主な要因だと分析しています。
まず第一に、人に酒を飲まない理由を説明する必要がないのが大きかったと思います。以前、断酒していた時は、仕事の付き合いもあり、相当数の宴会がありましたが、その度に酒を飲まない理由を説明するのが本当に煩わしかった記憶があります。

 そして、次にSNSの力が非常に大きいと感じました。毎日記録をつけることで自分への励みになるし、発信することで誰かに見られているような気がして、簡単には中断できないという思いが湧いてくる。

 Twitterでは、同じようにアルコールに意味を見出せずに、禁酒している人がたくさん居て、自分がマイノリティーではないのだと認識することで、進み続ける勇気をもらえました。

 次は最長記録である1ヶ月を超えることを目標に、日々過ごしていきたいと思います。

酒をやめて変わった10のこと

一度、飲酒から離れてみようと思い立って、もうすぐ二週間が経とうとしています。
習慣となっていた飲酒を見直すにあたり、日々様々な事を考えています。また、自分の人生に少なからず(いや、大きな)影響を与えている、飲酒習慣の見直しで得た、10の事をあげてみようと思います。

 

  1. 新しい事を始めたい意欲が出てきた
    ブログもそうですが、部屋の模様替え、断捨離による所有物の整理、古いものの買い替え、等々。次から次へと何か新しい事を始めたい意欲が出てきました。また今まで早起きや、準備が面倒で億劫になっていた趣味(サーフィン、ランニング)も積極的に取り組むようになったと思います。
  2. 痩せた
    最初の一週間はあまり変化は無かったのですが、その後着実に体重が減ってきています。まあ、これは仕事のストレスから来る過食が原因で体重増になっていたのもありますが、夜の食事をダラダラと長く続けないようになったのが要因だと思います。
  3. 死にたいと思わないようになった
    ふと思ったんですが、前はよく、これだけ得られるものも得られたのだから、いつ死んでも良いかなと思う時がありました。ちょっと人生に諦めが入っていたんですよね。どうせ生きていても辛い事ばかりだしと。7項目めにつながるのですが、その観念がだいぶ薄れてきたように思います。
  4. 食の好みが変わった
    食事の好みが変わってきました。以前は味付けの濃いもの、辛いもの、脂っこいものを好んで食べていました。※それでも体調管理、体型維持のために、だいぶ我慢していましたが。。今はあまりそう言った類いの食事を取ろうと思いません。アルコールで身体を痛めるのに慣れていたので、刺激的な食品を好んでいたのだろうと思っています。※あまり酒を飲まない妻も、刺激物は食べません。
  5. お金が減らない
    お金(と言っても小銭ですが)が減りません。Suicaにチャージして、コンビニやドラッグストアで、ビールやら焼酎のボトルやらを買っていましたが、それが丸ごと亡くなったおかげで、チャージの頻度はかなり減りました。ちなみに、アルコールの代替品はほぼ買っていません。毎日風呂上がりに飲んでいる炭酸水は焼酎の割ものとして毎日買っていたので、麦酒、焼酎のボトル日割りで、300円/日 前後の出費が純減です。(これも一年で換算すると10万オーバーだからな。。)
  6. 妻とケンカしなくなった
    酔わないからでしょうね。ホロ酔いで絡む事もなくなりましたし、会話自体も建設的になった気がします。妻側も何と無く、こちらに対する接し方が変わったような気はしています。理由は分かりません。
  7. 幸福を感じる力が強くなった
    世界に接する解像度が高くなった感覚があります。自然の中の音や、空気感、色だったり、子供の笑顔だったり、草木、花等、じっくり愛でる感覚が養われているような気持ちです。上述している通り、今まではなんとなく死にたいなあ、みたいなこと思っていたくらいなので、大きな変化だと思います。
  8. 1日を長く感じられるようになった
    飲んでいた頃を思い出せなくなってきていますが、夜飲んでしまうと、その後何もできなくなる(車の運転や、読書、運動等)ので、その日はお終いという感覚でいました。また、朝もエンジンがかかるのがやたら遅く、本調子になるのが、昼食後、少したって夕方くらいからという感じだったので、全力で活動できる時間が1日に数時間だったんですよね。あとは多かれ少なかれ、自分にムチを打っていたというか。
    それが180度変わったので、本当に時間が長いです。
  9. ランニングが苦ではなくなった
    疲れにくくなったかな。体力が回復したのでしょうか。10キロくらいのであれば今はけっこう余裕で走れます。
  10. 不安やストレスに対して向き合えるようになった
    言葉で表現するの難しいのですが、メンタル的に強靭になったのでしょうか。自信と何とかなる余裕が出てきたような気がします。

以上、自分の備忘のためにも思いつくままに10個あげて見ましたが、まだ書けそうな気がします。また、機会があれば、整理や心境の変化の分析も含めて書いてみようかと思います。

禁酒日記(11日目)

2回目の週末を乗り切ることが出来ました。

 

平日は既にさほど苦にはなっていません。土曜日の夜が一番飲みたくなります。

 

 禁煙の際も読んだアレン・カーさんの著書「禁煙セラピー」によれば、人が喫煙したくなるのは、怒った時やリラックスしたい時、不安な時等、感情と強く結びついているので、一つ一つ、その感情を想起させるイベントと切り離して行く(納得しながら)事が必要です。

 

 同じく常習性がある嗜好品の飲料アルコールも同じですよね。僕の場合、イライラした場合や怒りというよりは、リラックスしたい時に飲みたくなります。 

 なので土曜日や、旅行、レジャーの際は要注意。多分、1、2杯で止める事は可能なんでしょうが、一度自分にOKを出すと、その回数がいつのまにか増え、いつの間にか毎日飲むのが普通になり、場合によっては飲み過ぎて公開するという日々が待ってるのがどうにも分かってしまいます。

 

アルコールは適量飲酒はないという事を常に念頭に、日々過ごしていきたいと思います。